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ブローニュの森の貴婦人たち [DVD]
ブローニュの森の貴婦人たち [DVD]
ジャン・コクトー
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定価: ¥ 5,040
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人気ランキング: 78648位
おすすめ度: 
発売日: 2003-08-23
発売元: 紀伊國屋書店
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???ロベール・ブレッソン監督作『ブローニュの森の貴婦人たち』は、愛と嫉妬が渦巻き、復しゅうとつぐないが交錯するメロドラマだ。ブレッソンの野心と、監督としての妥協案とのあいだに、心もとない緊張感が見え隠れしている。
???美しいが嫉妬深い上流階級の貴婦人エレーヌ (マリア・カザレス) は、長年の恋人ジャン(ポール・ベルナールがいささか弱々しい役柄を演じている)の愛情をかきたてようと、心にもない別れ話を切り出す。しかし、あろうことか、あっさりと同意されてしまった。恨みをつのらせたエレーヌは、入念な復しゅうを企む。ひどく貧しい家計を助けるため、男たちを「楽しませること」までしている若いダンサー、アニエス(彼女は母親に「私なんて売春婦も同然よ!」と叫んでいる)に、ジャンが恋をするよう仕向けた。そしてエレーヌはついに、公衆の面前でジャンに恥をかかせたのだった―。
???身振りは大袈裟で芝居がかっているが、台詞の口調は実に控えめだ。芸達者な俳優をそろえ、ジャン・コクトーが台詞を磨き上げた(脚本は哲学者ドニ・ディドロの小説『運命論者ジャックとその主人』からの翻案)この作品は、古典フランス映画らしく様式化された台詞と、心理劇的な色合いをもつ演技によって、はっきりと特徴づけられている。こうした特徴は、ブレッソンの後期の作品にはまったく見られないものだ。簡素なセットと筋立て、ツボにはまった演技、そして感動的で心温まる結末からも、監督の手腕がうかがえる。ブレッソン監督みずからが認めた代表作ではないが、ここでストーリーを淡々とつづっていった彼の厳格な姿勢は、第3作『田舎司祭の日記』において大輪の花を咲かせている。(Sean Axmaker, Amazon.com)
役者よりはモデルとして
ディドロの原作をコクトーが台本化。ブレッソンの第3作目の映画(1945)。冷たくなった恋人に女が復讐する恋物語なので、他のブレッソン映画とは一味違う「ドラマ性」がある。とはいえ、端正で格調の高い映像美は際立ってテンションが高い。ブレッソンは、自分が作るのは「シネマ」ではなく「シネマトグラフ」であり、俳優は「役者」というより「モデル」なのだ、と述べている。『田舎司祭』『バルタザール』『ムシェット』など、彼の映画に登場する沈黙がちで物静かな人物の顔は、何と美しいことだろう。この『ブーローニュ』でも、物静かで端正な顔の美しさは変わらない。主演のマリア・カザレスの凍るような怖さは少し違うが、残りの人物は皆どこか控えめで、はにかむような美しさが印象的だ。ブレッソンは、内気な青年や少女の顔にある「硬さ」に、何か生命の根源につながる崇高な美を見て取る。アンヌ・ヴィアゼムスキーもドミニク・サンダも、無名の少女として彼の映画に起用されることによって、女優の道へ踏み出したのだ。
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